ぼっちの帝国
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ぼっちの帝国

あなた自身であるために。笑って泣けるジェンダー論! コールセンター勤務の明日香はささいな揉めごとから28歳にして無職に。彼氏のはずの年下男にはほかに彼女がいて、アパートは取り壊され帰る場所もない。ひょんなことから昭和モダン建築アパートの住み込み管理人となった彼女だが……待ち受けていたのは奇妙なおっさんたちだった! 笑いあり涙ありアクションあり、殺人事件からカーチェイスまで全部入り。爆笑と鬱の恋愛エンターテインメント小説!

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著者: 杜 昌彦

(1975年6月18日 -)著者、出版者。喜劇的かつダークな作風で知られる。2010年から活動。2013年日本電子出版協会(JEPA)主催のセミナーにて「注目の『セルフ パブリッシング狂』10人」に選ばれる。2016年、総勢20名以上の協力を得てブラッシュアップした『悪魔とドライヴ』が話題となる。その後、筆名を改め現在に至る。最新作は『ぼっちの帝国』。独立出版レーベル「人格OverDrive」主宰。

2019.
11.16Sat

ぼっちの帝国

あなた自身であるということについての小説です元ネタは映画フィッシャー・キングドリーム・チームです制作時期がわずか一年違いなぜか筋立ても旅立てジャックが登場するところも似ていますどちらも大好きな映画ですほかにもドラマシリコンバレーやこの五年ほどのあいだに読み込んだ大量の少女漫画を参考にしていますドラマ結婚できない男も参考にしたのですがこれはつい最近続編が制作されてGyao! で視聴したところあまりのひどさにがっかりしました#MeToo や Time's Up 以降の作品とはとても思えないあれが現代のこの国が求めるわかりやすさなのでしょうね二話の前半で見るのをやめましたそういうことじゃないだろうと思いましたじゃあどういうことかという答えがこの本ですヒロインに家政婦まがいの仕事をさせるのには葛藤がありましたがよく考えると男だろうと女だろうとゲイだろうと家事が好きな人間はいるわけだし愛を口実として強制される感情労働ではなく対価の発生する商売としての家事なら真剣に打ち込めるひとは多いのではないかと思い直しました見かけ上ジェンダーロールの押しつけを容認するかのような設定を使う代わりに家事労働が自己実現の手段になる必然は明示するよう心がけました書いているあいだずっと 60年代英国の音楽と Bob Dylan を聴いていましたこのような表紙になったのはそれが理由です車の話が出てくるんですがおれ免許持ってないんですよ発達性協調運動障害だからだれも殺したくないし事故死もご免なので車種はヤンキー 車」 「見栄っぱり スポーツカーで検索して決めました婚約指輪が四十万というのも近年の平均的な価格帯を検索した結果です参照した記事がまちがっていたとしても知りようがありません書名は村田基フェミニズムの帝国から電子版にはどんな話かわかるように妥協してださいサブタイトルをつけたのですがペイパーバック版でサブタイトルの入力項目がなかったため別の本として扱われリンクが生成されなかったので削除しました生涯未婚率がどうとかいう紹介文もまた同様にわかりやすさに配慮した妥協です正直七割以上の男が結婚するほうが異常だと思うし女性の未婚率と釣り合いがとれていないのは差別のあらわれに感じます男よりも多くの女が結婚させられさらにその大半が子どもを産まされ家族の面倒を見させられるという意味で)。 映画ガタカに登場するような心身共に完璧な男女だけが家族をつくればいいと思うんですそれ以外の人間はだれとも関わらずに自分ひとりの幸福を追求するのがいい他人にその考えを強制したらナチや 1996年までの日本みたいになりますが自分自身にのみ適用する人生であればたぶん救済になる作中にも書きましたが相模原障害者施設殺傷事件の加害者は彼自身の考えに従えばだれよりもまず先に淘汰されるべき個体でありましたそのことをなぜ認識できなかったのかなぜ淘汰する優れた側だと錯覚したのかその自己愛こそが彼のような社会病質とわれわれとを分け隔てています社会的能力に障害のある人間が他人と関わらぬことでだれも傷つけずにいかに人生を自分らしく充実させるかウェブサイトにすべきか小説にすべきか迷って結局こうなりました作中でウェブサービスの話が出てくるのはそのなごりですbotch なる英単語を先日知りました発音もまんまぼっちで意味はできそこない」、 複数形は botches本書にはアイがあるので異なりますという愉快なオチでございます


(1975年6月18日 -)著者、出版者。喜劇的かつダークな作風で知られる。2010年から活動。2013年日本電子出版協会(JEPA)主催のセミナーにて「注目の『セルフ パブリッシング狂』10人」に選ばれる。2016年、総勢20名以上の協力を得てブラッシュアップした『悪魔とドライヴ』が話題となる。その後、筆名を改め現在に至る。最新作は『ぼっちの帝国』。独立出版レーベル「人格OverDrive」主宰。
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