デヴィッド・フォスター・ウォレス『インフィニット・ジェスト』翻訳日誌
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デヴィッド・フォスター・ウォレス『インフィニット・ジェスト』翻訳日誌

by: 柳楽 馨

アメリカの作家デヴィッド・フォスター・ウォレスは、私がその名前を耳にしたとき既に死者だった……。大長編『インフィニット・ジェスト』(Infinite Jest, 1996)の翻訳を巡る思考の冒険。
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第1回 : ためらいがちに脱獄を

デヴィッド・フォスター・ウォレスは、私がその名前を耳にしたとき既に死者だった。彼の大長編『インフィニット・ジェスト』を翻訳するにあたり考えた事柄を書いていこうと思う。

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第2回 : 天使誘導体

「天使も踏むを怖れるところ」にわざわざ飛びこむ「愚か者たち」の中に、『インフィニット・ジェスト』の翻訳をはじめてしまった私自身を加えたい気分だ。

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第3回 : 世界が終わるとしか思えない輝き(前編)

ナボコフは、小説の優れた読者は、潜在的に作家であるとも語っているが、これは噂ではなく本当のことだ。

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第4回 : 世界が終わるとしか思えない輝き(後編)

翻訳とは、絶対に答えてはくれない誰かに向けて呼びかけ続けるようなところがある。

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第5回 : 無限の戦場、無数の神、唯一の読者(前編)

今回の『インフィニット・ジェスト』翻訳日誌では、文学と宗教の話をしよう。

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第6回 : 無限の戦場、無数の神、唯一の読者(後編)

1996年の『インフィニット・ジェスト』によって作家デヴィッド・フォスター・ウォレスの名は一躍高まる。

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第7回 : 犬たち猫たち子供たち(前編)

今回は、有名な翻訳者の「誤訳」を例に、小説の翻訳がどういう風に難しいのかを具体的に説明しよう。

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第8回 : 犬たち猫たち子供たち(後編)

前回の翻訳日誌で紹介した男ドン・ゲイトリーは、現在、社会復帰施設エネットハウス(略称)で働いている。

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第9回 : あるがままではいけない世界(デヴィッド・フォスター・ウォレスと阿部和重)1

大手コンビニの「ずっと夢を見て、安心してた」というあの歌を誰もが知っている。

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第10回 : あるがままではいけない世界(デヴィッド・フォスター・ウォレスと阿部和重)2

アヴリル・インカンデザという女性は、自意識の化け物だ。

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@KaoruYagira@ezdog.press

英米文学研究者。『小説トリッパー』2022年夏号「今もかならず、どこかに春が」でデビュー。関西在住の文学研究者・大学教員。