柳楽 馨

目に映らない愚か者

研究者であるための必要条件は、批評家であることの十分条件ではない。今日、批評は大学に対して微妙な距離を保ちにくくなっている。こうした「自由」な学問によって見え難くなる権力こそ、今日の「批評」の標的となる……『裏切り者へ愛をこめて:阿部和重論』で反響を呼んだ『インフィニット・ジェスト』翻訳者、柳楽馨による批評の批評。

第6回: おわりに

言葉の狭い意味における「脱構築」は、ほぼ「批評」の同義語と言ってよい。

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第5回: 隠し立てするポール・ド・マン

こうしたことを自覚しつつ、それでもこのド・マンによるクライスト論をここで取りあげるのは、いかにも怪しげでいかがわしい箇所というか、端的に間違いを含むためである。

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第4回: 一匹狼たち

この傾向は、市場原理がその本性として、少しでも多くの利益をあげるため少しでも早く商品を生産しようとする以上、避けられない。

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第3回: 赤裸々すぎるジャック・デリダ

これは、つい興に乗り話が脱線しているわけではなく、身辺の些事を語りながらデリダは哲学的解釈も決して放棄しない。

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第2回: 戦友たちの喜劇

そもそも、信じてもいないことなら何故信じている振りなどするのか、という至極もっともな反論を、永遠に封じてはおけない。

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第1回: 二心を抱く二人の腹心

それは専門家の権威であり、教授と学生、教える者と教わる者とのあいだの権力である。

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