熊、 ガープ、 と読みすすめて手にした三冊目がこれでした。 そう、 当時ですら 「二作目三作目」 は図書館でしか読めなかったんですね。 現代の Amazon ですら入手困難だとはさすがに思わなかったけど。 その順番で読みすすめてここまで来たら、 もちろん嵌まってましたよ。 夢中でした。 あの頃は真剣に読んでましたねぇ。 性暴力について考えるきっかけでした。 ひとそれぞれの被害体験がある、 という言葉が印象に残っています。
ASIN: 4102273034
ホテル・ニューハンプシャー
by: ジョン・アーヴィング
1939年夏の魔法の一日、ウィン・ベリーは海辺のホテルでメアリー・ベイツと出会い、芸人のフロイトから一頭の熊を買う。こうして、ベリー家の歴史が始まった。ホモのフランク、小人症のリリー、難聴のエッグ、たがいに愛し合うフラニーとジョン、老犬のソロー。それぞれに傷を負った家族は、父親の夢をかなえるため、ホテル・ニューハンプシャーを開業する―現代アメリカ文学の金字塔。
¥825
新潮社 1989年, 文庫 427頁
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読んだ人:杜 昌彦
(2017年09月06日)
(1975年6月18日 - )著者、出版者。喜劇的かつダークな作風で知られる。2010年から活動。2013年日本電子出版協会(JEPA)主催のセミナーにて「注目の『セルフ パブリッシング狂』10人」に選ばれる。2016年、総勢20名以上の協力を得てブラッシュアップした『血と言葉』(旧題:『悪魔とドライヴ』)が話題となる。その後、筆名を改め現在に至る。代表作に『ぼっちの帝国』『GONZO』など。独立出版レーベル「人格OverDrive」主宰。
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