杜 昌彦

(1975年6月18日 -)著者、出版者。喜劇的かつダークな作風で知られる。2010年から活動。2013年日本電子出版協会(JEPA)主催のセミナーにて「注目の『セルフ パブリッシング狂』10人」に選ばれる。2016年、総勢20名以上の協力を得てブラッシュアップした『悪魔とドライヴ』が話題となる。その後、筆名を改め現在に至る。最新作は『ぼっちの帝国』。独立出版レーベル「人格OverDrive」主宰。

憎み合ってるかい?

まぁ読書文化なんて滅びてもだれも困らないしな。

小説の客

オチはない。

触れる距離

名を呼ばれたような気がして振り向いた。雑居ビル入口の暗がりに黒ずくめの男が立っていた。だれかは思い出せないが古い弱みを握られている間柄であるかのように思えた。

またこの話

業務としてツールを活用したソーシャルメディアアカウント運営をやらねばならない時期に来ている。

他人の声

装いによって世の男たちの態度が激変するのをミコトは知っていた。

青い脂

7体の文学クローンの身体に溜まる謎の物質「青脂」。スターリンとヒトラーがヨーロッパを二分する一九五四年のモスクワに、その物体が送りこまれる。巨頭たちによる大争奪戦の後、エロ・グロ・ナンセンスな造語に満ちた驚異の物語は、究極の大団円を迎える。20世紀末に誕生した世界文学の新たな金字塔!!

どこにもいないわたしに

別な人間でなければ許されない。

セイレーンの唄

子どもや若者は噂や都市伝説を好み、筋が通っていようがいまいが信じたいものを信じる。

燃やされた肺

Fediverseはtwitter以上に女性差別主義のペドフィリアが跋扈する世界だった。

年上の女

ジャージにひっつめ運動靴のその女は、紐を短くたぐり寄せつつ絵を覗き込んだ。