戸田 鳥

@todatori@ezdog.press / @todatori@alltomorrows.party
学生時代より児童文学を学ぶ。長い休みをはさみつつ創作を続け、2014年より、Webサイト「note」にて作品を公開。代表作に『きゅーのつれづれ』『手品師の弟子』『にんぎょばなし』など。2019年現在『鳥の国のはなし』を連載中。愛読書はダイアン・セッターフィールド『13番目の物語』、谷崎潤一郎『細雪』。好きな作家は小林信彦、庄野英二、イタロ・カルヴィーノ。

手品師の弟子

いつまでたっても一人前の手品師になれないペオ。その理由は彼の妙ちきりんな「くせ」にあった……(手品師の弟子)。旅の途中、蜃気楼を見せる町があると聞き、好奇心から向かった先は……(蜃気楼の町)。妻の持ち物だった二体のぬいぐるみ。ひとつを他人にあげた日から、細々とした物がなくなりはじめた……(羊の反逆)。庭から生えてきたのは死んだはずのじいちゃん?……(ジッチャン・ミニ)。雨に取り憑かれた「僕」のはなし(月夜のラクダ)、林檎の幻影に取り憑かれた王様のはなし(王様と林檎)、世界中の風がたどりつく谷に探し物にやってきた少年と音楽家のはなし(尻尾/おとだま)、珍種の植物を探す男たちに巻きこまれたはなし(ウィリスリニアム・オリエンタリス)など、入れ子細工を思わせる掌編を全17編収録。

お薦め!

オードトワレ

叔母・咲子の部屋で見つけた男性用の香水。身持ちの堅い独身女性だった叔母の遺品に、冬花は違和感を覚えた。その咲子の葬儀で、同じ香りが冬花の鼻をかすめる。弔問客の誰が香水を身につけていたのか特定できぬまま葬儀は終わるが……香りがいざなう恋愛小説。

きゅーのつれづれ

アヒルのオーナメントであるきゅーちゃんの独言。小さなアパートの一室で起こる、住人や訪問者たちとの出来事をつづります。