変な翻訳です。 人選をまちがえたのではないでしょうか。 小鷹さんが批判をどこかに書いていたはずなので興味のある方は探してみてください。 いちばん変なのは性暴力に対する女性の反応ですね。 ハメットはちゃんと書いたんですよ。 それをあべこべに喜んでいるかのように訳した。 そういう人権感覚なんでしょうね。 訳者による解説でロバート・B・パーカーが貶されていて、 たしかにパーカーもたいしてわかっているとは思えませんけれども、 しかし貶すならそれなりの仕事を見せてほしかったです。 一冊の本にするには厳しい短編をむりやり水増しした商品なので、 そもそもがハメットの読者をみくびった企画だったのかもしれません。
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読んだ人:杜 昌彦
(2017年09月07日)
(1975年6月18日 - )著者、出版者。喜劇的かつダークな作風で知られる。2010年から活動。2013年日本電子出版協会(JEPA)主催のセミナーにて「注目の『セルフ パブリッシング狂』10人」に選ばれる。2016年、総勢20名以上の協力を得てブラッシュアップした『血と言葉』(旧題:『悪魔とドライヴ』)が話題となる。その後、筆名を改め現在に至る。代表作に『ぼっちの帝国』『GONZO』など。独立出版レーベル「人格OverDrive」主宰。