ウォーターランド
ASIN: 4105900293

ウォーターランド

妻が引き起こした嬰児誘拐事件によって退職を迫られている歴史教師が、生徒たちに、生まれ故郷フェンズについて語りはじめる。イングランド東部のこの沼沢地に刻まれた人と水との闘いの歴史、父方・母方の祖先のこと、少女だった妻との見境ない恋、その思いがけない波紋…。地霊にみちた水郷を舞台に、人間の精神の地下風景を圧倒的筆力で描き出す、ブッカー賞受賞作家の最高傑作。


¥3,190
新潮社 2002年, 単行本 528頁
※価格はこのページが表示された時点での価格であり、変更される場合があります。商品の販売においては、購入の時点で Amazon.co.jp に表示されている価格の情報が適用されます。

読んだ人:杜 昌彦

ウォーターランド

絶えずポンプでくみ出していないと泥に沈んでしまう土地というのは人生のうまい喩えだなと思いましたとくに好きな作家というわけではないんですけどこの一冊は忘れられません

(2017年09月07日)

(1975年6月18日 - )著者、出版者。喜劇的かつダークな作風で知られる。2010年から活動。2013年日本電子出版協会(JEPA)主催のセミナーにて「注目の『セルフ パブリッシング狂』10人」に選ばれる。2016年、総勢20名以上の協力を得てブラッシュアップした『血と言葉』(旧題:『悪魔とドライヴ』)が話題となる。その後、筆名を改め現在に至る。代表作に『ぼっちの帝国』『GONZO』など。独立出版レーベル「人格OverDrive」主宰。
ぼっち広告

AUTHOR


グレアム・スウィフト
1949年5月4日 –

英国の作家。ロンドンで生まれ、ケンブリッジ大学とヨーク大学で学んだ。1996年にブッカー賞とジェイムズ・テイト・ブラック記念賞(フィクション部門)を受賞。

コメントは受け付けていません。