若林 理央

知らないともだち

「自分の中には大きな空洞がある」と感じ生きている20代後半の主婦。彼女には自分で記憶を消した、精神科に入院していた過去がある。ある日、当時の友だちから一通の手紙が届くことで彼女は自分の過去を知りたいと思うようになり、地元に戻り入院していた当時の友だちと会う。

第1話

私の中には、大きな空洞がある。

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第2話

床に寝そべったときの感覚は尾を引く。
宅配便が届いた。段ボールの中にあったのは、一通の手紙と…

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第3話

ここは、明らかに精神科の隔離病棟だ。

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第4話

私は胸の奥に重いものが置かれたのを感じた。痛い。あの貝を踏みしめたときの感覚に似ている。

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第5話

「あいちゃん、別人みたいや。あんなにやさしかったのに」
 あい。それは私の名前だ。

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第6話

「会いたいね、えり」
 つぶやいてから、なんだかおかしな気持ちになった。
 私は会いたいのだろうか。えりに。

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