チューリップ
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チューリップ

『マルタの鷹』『血の収穫』のダシール・ハメットはパルプマガジン「ブラックマスク」から登場し、ヘミングウェイやフィッツジェラルドと並ぶ二十世紀アメリカ文学の重要な小説家と見なされるまでになった。1961年に亡くなるまで書き続けられ、未完となっている中篇小説「チューリップ」を中心とし、初期の文芸作品風の短篇も収めた小説集。ハードボイルド小説の日本での紹介者・小鷹信光個人訳に、評論・解説を付す。
ハードボイルド精神とは何か? 遺作と編者特選短篇を集めた愛蔵版。

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読んだ人:杜 昌彦

チューリップ

読んだつもりでいたのですが勘違いでした表題作は完成すればガラスの鍵を越える傑作になっていたかもしれませんフリッツクラフトの寓話が肥大して主題を乗っ取るかのようなそんな話になるはずだったんじゃないかという気がしましたほかにも中年男のありふれた休日の話はブコウスキーを思わせたり拳銃恐怖症の男が撃たれた拍子に⋯⋯という話のぶっとび具合に若い頃はこんなのを書いてたんだと驚かされたりしたのですがどうも気分が乗らず半分しか読めないうちに図書館の返却期限を過ぎてしまいましたいずれちゃんとした感想を書こうと思います

(2017年09月07日)

(1975年6月18日 - )著者、出版者。喜劇的かつダークな作風で知られる。2010年から活動。2013年日本電子出版協会(JEPA)主催のセミナーにて「注目の『セルフ パブリッシング狂』10人」に選ばれる。2016年、総勢20名以上の協力を得てブラッシュアップした『血と言葉』(旧題:『悪魔とドライヴ』)が話題となる。その後、筆名を改め現在に至る。代表作に『ぼっちの帝国』『GONZO』など。独立出版レーベル「人格OverDrive」主宰。
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ダシール・ハメット
1894年5月27日 - 1961年1月10日

米国のミステリ作家。厳しい客観筆致によるいわゆるハードボイルド文体を確立した代表的な人物である。ピンカートンでの探偵としての経験を生かした描写で知られる。