日はまた昇る
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日はまた昇る

禁酒法時代のアメリカを去り、男たちはパリで“きょうだけ”を生きていた――。戦傷で性行為不能となったジェイクは、新進作家たちや奔放な女友だちのブレットとともに灼熱のスペインへと繰り出す。祝祭に沸くパンプローナ。濃密な情熱と血のにおいに包まれて、男たちと女は虚無感に抗いながら、新たな享楽を求めつづける……。若き日の著者が世に示した“自堕落な世代(ロスト・ジェネレーション)”の矜持!


¥737
新潮社 2003年, 文庫 487頁
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読んだ人:杜 昌彦

日はまた昇る

マッチョなイメージのあるヘミングウェイですがこの本の語り手は性的に不能であるという口実のもとに仲間たちの恋愛を傍観するんですよね作家であることは離れた場所周縁の地から見つめることでありますがジェンダーの観点からみても興味深い本だと思います

(2017年09月11日)

(1975年6月18日 - )著者、出版者。喜劇的かつダークな作風で知られる。2010年から活動。2013年日本電子出版協会(JEPA)主催のセミナーにて「注目の『セルフ パブリッシング狂』10人」に選ばれる。2016年、総勢20名以上の協力を得てブラッシュアップした『血と言葉』(旧題:『悪魔とドライヴ』)が話題となる。その後、筆名を改め現在に至る。代表作に『ぼっちの帝国』『GONZO』など。独立出版レーベル「人格OverDrive」主宰。
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アーネスト・ヘミングウェイ
1899年7月21日 - 1961年7月2日

1918年第1次大戦に赤十字要員として従軍、負傷。21年より28年までパリに住む。スペイン内戦、第2次大戦にも従軍記者として参加。52年『老人と海』でピューリッツア賞を受賞。54年ノーベル文学賞を受賞。’61年猟銃自殺。

アーネスト・ヘミングウェイの本