ドッペルゲンガーに取り憑かれた作家ってのがいて、村上春樹もそうですけどプリーストもまたそうなんですよね。『魔法』ほどじゃありませんがこれも傑作です。ニコラ・テスラとか出てくるんでピンチョン『逆光』なんかとあわせて読みたいですね。
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奇術師
クリストファー・プリースト 著
北イングランドに赴いたジャーナリストのアンドルーは、彼を呼び寄せた女性ケイトから思いがけない話を聞かされる。おたがいの祖先は、それぞれに“瞬間移動”を得意演目としていた、二十世紀初頭の天才奇術師。そして、生涯ライバル関係にあった二人の確執は子孫のアンドルーにまで影響を与えているというのだが……!? 二人の奇術師がのこした手記によって、衝撃の事実が明らかとなる!世界幻想文学大賞受賞の幻想巨篇
¥273
早川書房 2004年, 文庫 587頁
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2017.
09.08Fri
(1975年6月18日 -)著者、出版者。喜劇的かつダークな作風で知られる。2010年から活動。2013年日本電子出版協会(JEPA)主催のセミナーにて「注目の『セルフ パブリッシング狂』10人」に選ばれる。2016年、総勢20名以上の協力を得てブラッシュアップした『悪魔とドライヴ』が話題となる。その後、筆名を改め現在に至る。最新作は『ぼっちの帝国』。独立出版レーベル「人格OverDrive」主宰。
『奇術師』の次にはこれを読め!