破滅に向かって一直線、 という感じのタイトでソリッドな小説。 ひねりがないのが逆にいい。 忘れられない小説ですね。 若くて貧しくて行き場のない恋をしていると、 どんどん行き詰まって犯罪に走るしかなくなるのかもしれません。
ASIN: B01CHBP89W
郵便配達は二度ベルを鳴らす
by: ジェームズ・M・ケイン
街道沿いのレストランで働き始めた俺は、ギリシャ人店主の美しい妻コーラに心を奪われてしまった。やがていい仲になった彼女と共謀して店主殺害を計画するが……。一人称の語りの迫力、その裏に秘められた繊細さや社会性が注目され、近年「ノワール」の傑作として注目される20世紀アメリカ犯罪小説の金字塔!
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読んだ人:杜 昌彦
(2017年09月11日)
(1975年6月18日 - )著者、出版者。喜劇的かつダークな作風で知られる。2010年から活動。2013年日本電子出版協会(JEPA)主催のセミナーにて「注目の『セルフ パブリッシング狂』10人」に選ばれる。2016年、総勢20名以上の協力を得てブラッシュアップした『血と言葉』(旧題:『悪魔とドライヴ』)が話題となる。その後、筆名を改め現在に至る。代表作に『ぼっちの帝国』『GONZO』など。独立出版レーベル「人格OverDrive」主宰。
『郵便配達は二度ベルを鳴らす』の次にはこれを読め!