人生で初めて小説というものを意識したのが安部公房の 「鞄」 だ。 小学校の教科書に載っていたそれを読んで、 現実がぐにゃりと歪んだ感覚をよく覚えている。 すぐに図書館に行き安部公房の本を探すと、 そこには僕の知らないもう一つの世界がたくさんあった。
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読んだ人:伊藤なむあひ
(2022年05月05日)
小説家。北海道生まれ。パンと猫と音楽が好き。幻想と怪奇7に短編小説「天使についての試論」掲載。anon pressに「偏在する鳥たちは遍在する」、小説すばる2022年11月号にフラッシュフィクション「合法的トトノイ方ノススメ」掲載。奇想/SF作品集『天使についての試論』(単著)発売中。主に縁起が悪い小説を書いています。
『笑う月』の次にはこれを読め!