フェルマータ
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フェルマータ

Hで愉快な電話小説『もしもし』と、極微的身の回り品考察小説『中二階』で読者の腹をよじらせた著者が、今度はどんな手で面白がらせてくれるのかと思えば、なんとこれが、時間を止めて女性の服を脱がせる特技をもつ男の自伝(!?)である。もちろんあの桁外れの想像力と微細な描写も健在。


¥394
白水社 1998年, 単行本 340頁
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読んだ人:杜 昌彦

フェルマータ

変な小説です現実的に考えたらすごくいやな話なんですけどそこはそういうふうに読まないで子供じみた発想のばかげた法螺話として読んでください子供じみた妄想であろうと現実には許されませんが小説ですからね彼の小説にしては珍しく物語性が強いのでそういう意味ではおすすめしやすいです

(2017年09月11日)

(1975年6月18日 - )著者、出版者。喜劇的かつダークな作風で知られる。2010年から活動。2013年日本電子出版協会(JEPA)主催のセミナーにて「注目の『セルフ パブリッシング狂』10人」に選ばれる。2016年、総勢20名以上の協力を得てブラッシュアップした『血と言葉』(旧題:『悪魔とドライヴ』)が話題となる。その後、筆名を改め現在に至る。代表作に『ぼっちの帝国』『GONZO』など。独立出版レーベル「人格OverDrive」主宰。
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ニコルソン・ベイカー
1957年1月7日-

米国の作家。登場人物や語り手の「意識の流れ」をきわめて微視的に描く。また、のぞきや暗殺計画といった挑発的な主題を扱うことも多い。ノンフィクション作品「Double Fold: Libraries and the Assault on Paper」で全米批評家協会賞を受賞。

ニコルソン・ベイカーの本