デイン家の呪い
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デイン家の呪い

コンチネンタル探偵社の調査員の私は、科学者のエドガー・レゲット邸で起きたダイヤモンド盗難事件をきっかけに、博士の娘ゲイブリエルと知り合う。麻薬に溺れ、怪しげな宗教に傾倒する彼女を私は救おうとするが、その周辺では関係者の自殺や謎の死など怪事件が次々と…果たして一族に伝わる恐るべき呪いなのか?ハードボイルドの巨匠による異色作、半世紀ぶりに新訳なる!ハメット研究の第一人者による待望の訳業。


¥1,123
早川書房 2009年, 文庫 406頁
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読んだ人:杜 昌彦

デイン家の呪い

ハメットで唯一の失敗作ですねいわれているほど悪くはないけれどもでもハメットのと考えるとやはり冴えません推理小説を意識しすぎたんじゃないでしょうか伝統的ないわゆる本格推理は実際に探偵業を経験したことのない作家がファンタジーとして書くものであって本職の彼には向かなかったのでしょう呪いとか館とかの道具立てにひっぱられすぎた感があります

(2017年09月07日)

(1975年6月18日 - )著者、出版者。喜劇的かつダークな作風で知られる。2010年から活動。2013年日本電子出版協会(JEPA)主催のセミナーにて「注目の『セルフ パブリッシング狂』10人」に選ばれる。2016年、総勢20名以上の協力を得てブラッシュアップした『血と言葉』(旧題:『悪魔とドライヴ』)が話題となる。その後、筆名を改め現在に至る。代表作に『ぼっちの帝国』『GONZO』など。独立出版レーベル「人格OverDrive」主宰。
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ダシール・ハメット
1894年5月27日 - 1961年1月10日

米国のミステリ作家。厳しい客観筆致によるいわゆるハードボイルド文体を確立した代表的な人物である。ピンカートンでの探偵としての経験を生かした描写で知られる。

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