これね、 現代の日本でも、 なんだかんだいってこういう状況のままなんじゃないかと思いますね。 堕胎薬で内臓がゼラチンのように溶けてしまう描写がきつかった。 あと印象深いのはサイダーの匂い。 映画版は観てません。 いまでもシードルが好きで、 飲むたびにこの物語を思い出します。 人生の話なので、 いいことも悪いこともあるんですよ。
ASIN: 4167309645
サイダーハウス・ルール
by: ジョン・アーヴィング
セント・クラウズの孤児院で、望まれざる存在として生を享けたホーマー・ウェルズ。孤児院の創設者で医師でもあるラーチは、彼にルールを教えこむ。「人の役に立つ存在になれ」と。だが堕胎に自分を役立てることに反発を感じたホーマーは、ある決断をする―。堕胎を描くことで人間の生と社会を捉えたアーヴィングの傑作長篇。
¥142
文藝春秋 1996年, 文庫 532頁
特集: あなた自身であるために, 子ども時代
※価格はこのページが表示された時点での価格であり、変更される場合があります。商品の販売においては、購入の時点で Amazon.co.jp に表示されている価格の情報が適用されます。
読んだ人:杜 昌彦
(2017年09月06日)
(1975年6月18日 - )著者、出版者。喜劇的かつダークな作風で知られる。2010年から活動。2013年日本電子出版協会(JEPA)主催のセミナーにて「注目の『セルフ パブリッシング狂』10人」に選ばれる。2016年、総勢20名以上の協力を得てブラッシュアップした『血と言葉』(旧題:『悪魔とドライヴ』)が話題となる。その後、筆名を改め現在に至る。代表作に『ぼっちの帝国』『GONZO』など。独立出版レーベル「人格OverDrive」主宰。
『サイダーハウス・ルール』の次にはこれを読め!