スティーヴン・キング

1947年9月21日 -
「ホラーの帝王」の異名を持ち現代米国を代表する作家の一人。具体的な固有名詞をはじめとした詳細な日常描写を執拗に行うのが特徴。従来の怪奇小説とは異なるモダン・ホラーの開拓者にして第一人者とされる。著作の多くが映像化されている。世界幻想文学大賞、ヒューゴー賞、オー・ヘンリー賞、ブラム・ストーカー賞などを受賞。
お薦め!

11/22/63

小さな町の食堂、その倉庫の奥の「穴」。その先にあるのは50年以上も過去の世界、1958年9月19日。このタイムトンネルをつかえば、1963年11月22日に起きた「あの悲劇」を止められるかもしれない…ケネディ暗殺を阻止するためぼくは過去への旅に出る。世界最高のストーリーテラーが新たに放った最高傑作。

お薦め!

骨の

ある暑い夏の昼下がり、妻が死んだ。最愛の妻を襲った、あっけない、なんのへんてつもない死。切望していた子供を授からぬまま、遺されたベストセラー作家のわたし=マイク・ヌーナンは書けなくなり、メイン州デリーの自宅で一人、クロスワード・パズルに没頭する。最後に妻が買ったもの―妊娠検査薬。なぜ。澱のように溜まっていく疑い、夜毎の悪夢。作家は湖畔の別荘を思い出し、吸い寄せられるように、逃れるように妻との美しい思い出が宿る場所、“セーラは笑う”へと向かう。そこでわたしを待っていた一人の少女が、すべての運命を変えていく―。『グリーン・マイル』のスティーヴン・キングが圧倒的な筆力で描く、哀切なまでに美しい、重量級のゴースト・ラヴ・ストーリー。