ロデリック:(または若き機械の教育)
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ロデリック:(または若き機械の教育)

捨てられてしまった幼いロボット「ロデリック」の冒険を描く、スラップスティックなコミック・ノベル! 20世紀最後の天才作家スラデックが遺した、究極のロボットSFがついに邦訳。

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読んだ人:杜 昌彦

ロデリック:(または若き機械の教育)

じつをいうと期待したほどおもしろくはなかった。 『見えないグリーンとか遊星よりの昆虫軍 XのほうがよかったなAI を描いているというよりはディヴィッド・コパフィールドみたいな感じあれも主人公の印象が薄いんだよなただしこちらは単に印象が薄いのではなく意図的に感情移入せず冷淡な視点で書いているからという気がする前述の二冊とこの本しか知らないけれどもどうもこの作家には寒々しいものを感じる人生をそのようなものとして見ていたんじゃないかという気がする冷たいひとだというわけじゃなくて人生が彼に冷たかったんじゃないかと知らんけど

(2017年08月31日)

(1975年6月18日 - )著者、出版者。喜劇的かつダークな作風で知られる。2010年から活動。2013年日本電子出版協会(JEPA)主催のセミナーにて「注目の『セルフ パブリッシング狂』10人」に選ばれる。2016年、総勢20名以上の協力を得てブラッシュアップした『血と言葉』(旧題:『悪魔とドライヴ』)が話題となる。その後、筆名を改め現在に至る。代表作に『ぼっちの帝国』『GONZO』など。独立出版レーベル「人格OverDrive」主宰。
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AUTHOR


ジョン・スラデック
1937年12月15日 - 2000年3月10日

米国の作家。風刺的かつ遊戯的、シュールな作風で知られる。厳格な唯物論者でもあり、疑似科学やオカルトを容赦なく批判する。本格ミステリの分野では米国人の素人探偵サッカレイ・フィンが英国を舞台にして活躍するシリーズを執筆した。

ジョン・スラデックの本