リチャード・ブローティガン
1935年1月30日 - 1984年9月14日?
米国のビート・ジェネレーションの作家、詩人。飛躍した比喩を用い、深い心理描写を故意に欠いた文体で独特の幻想世界を築く。1984年10月25日、カリフォルニア州ボリナスの自宅でピストル自殺しているのが発見された。
ビッグ・サーの南軍将軍
歯なしの若者リー・メロンとその仲間たちが、カリフォルニアはビッグ・サーで繰り広げる風変わりで愛すべき日常生活。蛙でいっぱいの池に放つ鰐。マリワナでトリップしながら待つ、奇妙なたくさんの結末…様々なイメージを呼び起こす彼らの生き方こそ、「あの頃」のアメリカの象徴なのか―。
西瓜糖の日々
コミューン的な場所、アイデス“iDeath”と“忘れられた世界”、そして私たちとおんなじ言葉を話すことができる虎たち。西瓜糖の甘くて残酷な世界が夢見る幸福とは何だろうか…。澄明で静かな西瓜糖世界の人々の平和・愛・暴力・流血を描き、現代社会をあざやかに映して若者たちを熱狂させた詩的幻想小説。ブローティガンの代表作。