リンク経由の売上が発生したおかげで PA-API が一時的に使えるようになった。 ところが上限数に達するのが早すぎてやはり使いものにならない。 深夜にコメントアウトをはずし、 昼前に問題なく表示できたのを確かめてから出勤し、 退勤後に地下鉄内でチェックしたときには問題なく取得できていたのに、 日付が変わる少し前に帰宅して確かめたらエラーになり表示が崩れていた。 吝い、 吝すぎる。 取得できないならできないで空白を返すような分岐を書くべきなのだが何の知識もなくコピペとトライ&エラーでやっているからどうにもならない。 こういうところが所詮は素人だ。 出版もウェブサイト運営も (ウェブサイトもわたしにとっては出版の一環なのだが) 虚仮の一心でやってきた。 コーディングは右クリックから教えるような職業訓練で習った程度だしデザインは独学だ。 肝心の頭だって遺伝と環境に起因する障害があり、 この文章からもうかがわれる通り、 どうも境界領域 (福祉の厄介になれない程度) の知的障害があるらしい。 知識のある方にはさぞかし愚かしく見えることだろう。 読んだ方全員から失笑されているのは知っている。 寄稿者のみなさんがウェブ系の技術者であったり大学の英文学の先生であったり経営者だったりプロのライターだったりジャズピアニストであったりするなかで、 わたしだけが何者でもない。 やばいやつの遺伝子を受け継いで、 ふつうなら発狂するか自殺するか犯罪者になるしかない環境で育ち、 だれからも蔑まれるくそ野郎に仕上がりながらも、 (悪い意味の) 何者にもならなかっただけで充分誇りに思ってはいる。 さておき PA-API がだめならほかの API を検討すべきだろうか。 しかしこれまでの膨大な記事に ISBN を入力し直すのはむりだ。 それに ISBN が必ず存在するとはかぎらない。 電子版に ISBN を付与するならストアごとに別の番号を割り振らねばならない。 そんなことをする意味はないので大手出版社であっても個人による自主出版と同じく、 電子版には ISBN が付与されない。 したがって ISBN ベースで情報を取得する API は時代にそぐわず実用性に乏しい。 かといって ASIN は一企業が勝手に割り振っている番号にすぎない。 何をキーにして取得すればいいのかという話になる。 実際に試してみたら OpenBD では自著の情報が取得できなかった。 OpenBD は版元ドットコムの会員でないと利用できず、 会員になるにはよく憶えていないが確か、 取次との取引実績が必要だった。 制限どころか完全に門前払いだった (ただしそのことを説明してくれた担当の方はとても親切で感じがよかった。 けっしてわたしに恥ずかしい思いをさせることなく、 場違いである事実をわかりやすく説明してくれた。 客対応の鑑だと思う)。 この辺の試行錯誤は三年以上前なんで詳しいことは忘れた。 出版情報登録センターは登録できる書誌情報に制限というか差別があり、 たしか取次コードがなければ書影を登録できない仕様だったはずだ。 実際どうであったか確かめようとしたらログインできなくなっていた。 理由はわからない。 いずれにせよまともに取得できない情報にいつまでもこだわっていても仕方がない。 人格 OverDrive の出版物を適切な客層に届けることができればそれでいい。 書誌情報の取得と表示はそのための手段でしかない。 望む客層へのアクセスのためにアクセス解析や自著の販売実績を調べている。 twitter 広告をちょいちょい利用しながら極めて頻繁に (つまり現在のオール・トゥモロウズ・パーティーズなみに) ツイートしていた時期は安定して 4000 円前後の売上がつづいていた。 7 月にツイートを控えはじめ 8 月に twitter を退会した。 7 月から今月に至るまでずっと 1500 円前後の月がつづいている。 ⋯⋯と思ったが念のために支払履歴を調べたら 7 月にも twitter 広告を利用していた。 7 月の広告には効果がなかったということだ。 頻繁なツイート (あるいは頻繁なフォローも含めた活動頻度全般かもしれない) との組み合わせで初めて広告に効果が出るらしい。 あるいは広告に効果はなく twitter での活動頻度こそが主因なのか。 であるならば twitter を再開するのが販促の正解となるがあと数年は利用するつもりはない。 もし次に利用する機会があるとすればそれは機械的な運用を試すときだ。 健常者のように人間性を排除したゲーム的なスキルで利用できるように将来的にはなりたいと願っている。 ただしそれはいまではない。 ATP にしても思いつきを垂れ流すこと、 それによって作家のアクティヴィティをコンテンツ化することを目的として利用している。 書くことと読むことは相互の一方通行であって交流ではないと思うし、 わたしの求めているのは交流ではない。 しかしインターネットでは結局のところソーシャルな交流すなわち世渡りが巧みでなければ何事もなし得ないのかもしれない。 遺伝的にも環境的にも知能的にもやばいくそ野郎であるわたしだから月 4000 円が限度だが、 健常者ならソーシャルメディア上でただありのままにふるまうだけで桁がひとつふたつ違っていただろう。 金のためにやっているわけではないが金は重要な指標となる。 わたしはどこへ行っても迷惑なくそ野郎でしかない。 本来なら人目につかぬよう黙ってじっとインターネットを使わず表にも出ずに餓死を待つべきなのはわかっている。 あいにくと死ねば死んだで後始末でだれかに迷惑をかけるし所詮は気違いのくそ野郎だ。 であればせいぜいやりたいようにやるしかない。
2020.
10.21Wed
(1975年6月18日 - )著者、出版者。喜劇的かつダークな作風で知られる。2010年から活動。2013年日本電子出版協会(JEPA)主催のセミナーにて「注目の『セルフ パブリッシング狂』10人」に選ばれる。2016年、総勢20名以上の協力を得てブラッシュアップした『血と言葉』(旧題:『悪魔とドライヴ』)が話題となる。その後、筆名を改め現在に至る。代表作に『ぼっちの帝国』『GONZO』など。独立出版レーベル「人格OverDrive」主宰。
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