杜 昌彦

D.I.Y.出版日誌

連載第239回: ポスト・コロナ時代の生き方について

書いた人: 杜 昌彦, タグ:
2020.
04.25Sat

ポスト・コロナ時代の生き方について

結婚して家族をつくらねばならぬとか子を産み育てねばならぬとかいうイデオロギーは家庭が国家の権力構造の最末端組織だった時代のものだし若者は異性と恋愛せねばならぬというイデオロギーはバブル時代の商業主義の産物でいずれも過去のもの時代に合わないのでやめてもいいのではないか対人距離ソーシャル・ディスタンスを保てば他人と知り合えず濃厚接触を避ければ恋愛も成立しない家に留まれば共有するだけの経験も生じず関係も育めない遠方から大勢を集める結婚式はありえない感染リスクを思えば妊娠はできず医療崩壊した病院で出産もできない。 「を避ければ保育園には預けられず自宅で働けない収入が得られず補償もないから子を育てられないそもそも金のない人間は結婚しない)。 授業をやっていないし学費も払えないので教育は受けさせられない要するに旧来の家族観がまるで成立しなくなった価値観は逆転しこれまで批難の対象だった表に出ない」 「ひとに会わない」 「働かない⋯⋯すなわちぼっちのひきこもりが推奨されるようになったなのになぜわざわざリスクを負ってまで過去のイデオロギーに固執するのか。 「ひとりを愉しめばよいではないか。 「ひとりであることは何よりも尊重されるべき権利だひとりの人間が尊重されない世の中が改まるとよい。 「ひとりであることに向き合うには読書が最適だ疫病禍さなかの大型連休は生き方を見なおすにはよい機会ではないか

⋯⋯というわけでポスト・コロナ時代の生き方について書かれた本がこちらという宣伝でございますどうぞよろしくお願いいたします


(1975年6月18日 -)著者、出版者。喜劇的かつダークな作風で知られる。2010年から活動。2013年日本電子出版協会(JEPA)主催のセミナーにて「注目の『セルフ パブリッシング狂』10人」に選ばれる。2016年、総勢20名以上の協力を得てブラッシュアップした『悪魔とドライヴ』が話題となる。その後、筆名を改め現在に至る。最新作は『ぼっちの帝国』。独立出版レーベル「人格OverDrive」主宰。
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