きょうも丸一日、 装画をやった。 だいたいできた。 あとは人物が手にしている本を描き込めば完成だ。 日当一万円として三万円分の仕事をした。 質ではなく作業のしんどさでいうならばの話だ。 それでいうなら小説を書くのに半年かかったので半年分の給料として百二十万はもらわねば釣り合いがとれない。 それをすべて無給どころか大金を投じて行っているのだから酔狂を通り越している。 出版したところでだれにも読まれないか、 せいぜいがつまらない人間に寄ってたかってばかにされるのが関の山だ。 書いているあいだはそんなことはとりあえず忘れていられる。 書き終えると現実を思い出して鬱になる。 達成感などあろうはずがない。 さっさと次の小説にとりかかってしまえばいいのだがあいにく書いたものを出版せねばならない。 金があれば校正校閲もやるし装幀だって画家に頼む。 自分で描いたものなんかだれが好きこのんで表紙にするか。 素人のゴミでございと触れまわるようなものだ。 さっさと忘れたいので次の休みで装画を完成させ、 その次の休みで Atok の自動校正にかけて (役に立たないのはわかっている)、 電子書籍版は今月中に出版してしまおうかと考えている。 評価版として 99 円で出す。 誤字の指摘があれば直して、 来月には印刷版にとりかかる。 当初の予定では印刷版から先に出すか、 もしくは印刷版のみを出すつもりだったがなんだかいろいろ面倒になった。 LeME を使えば電子版は簡単に作成できる。 書いているうちは広告を含めた販売戦略を夢想していた。 いまとなってはどうでもいい。 とにかくさっさと終わらせたい。 早く忘れたい。
