地味ながら力をつけた一年だったように思う。
読書
はずれが多く、 感想を書かなかった本も多かった。 深く感銘を受けたのは上記 3 冊のみ。
音楽
Spotify のおかげで充実していた。
映画
レガシーな媒体に思われた DVD の価値を再認識した。 ひとたび商品化されたら最後の一枚が消失するまで流通の可能性がある。 つまり観られる作品が多い。 今年から中古の円盤を購入するようにした。 観たい作品があったので Amazon プライムにも加入した。 上記 2 作は iTunes で観た。 コンテンツビジネスにおける Apple には翳りを感じている。
出版
1. 説明文とアイキャッチを指定して本にタグ付けするだけで特集ページが生成されるようにした。
2. 縦書き記事を可能にした。
3. 「似ている本」 を表示するようにした。 これにより本と本を結びつけ、 読書の文脈を提示するという当初の目標を実現した。
4. 既刊書をすべて杜昌彦名義で出し直した。 『悪魔とドライヴ』 には大きく手を入れて恋愛小説の側面を強調した。
5. 『黒い渦』 を改稿した。 結果として一冊の本としては短すぎることになった。 自著としては微妙な位置づけで売りようがない。 いずれストアからは引っ込めてサブスクライブ特典として配布しようかと考えている。
6. 『逆さの月』 を書いた。 若書きの習作を下敷きにしたので厳密には新作とはいえない。 しかし技巧的には手応えを感じた。 二十代で試してうまくいかなかったことを問題なくやれるようになった。 CreateSpace が米 KDP に統合され日本語での出版が不可能になったのでインプレスの 「出版ブランド開設サービス」 を利用することにした。 『逆さの月』 の印刷版にはこのサービスを使った。
7. Google と FaceBook と Amazon の広告を試した。 かなりの無駄金を投じたおかげで 『逆さの月』 は出版から三ヶ月経ついまでもたまにロマンスカテゴリ 20 位圏内に入る。 一桁台に入ることもある。
その他
机と Bluetooth 版 HHKB と WQHD モニタを買ってクラムシェルで書くようにした。 ウィルクハーンの椅子を半額で買った。 机の高さがあわないのでフットレストも導入した。 ほかに大きな変化としては自動洗浄機つきのシェーバーを買ったりジムに通いはじめたりした。 書いて出版することに趣味やアマチュアといった概念を当てはめることに違和感があったのはシェービングや筋トレと同じように生活の一部でしかないからだ。 来年はさらに努力して自分なりに大人としての暮らしを身につけたい。