フィリップ・ジャン

1949年6月3日 -
記者や倉庫係などさまざまな仕事を経て1981年に小説家デビュー。1985年『ベティ・ブルー/愛と激情の日々』はジャン=ジャック・ベネックス監督により映画化された。以後、30作近くの話題作・問題作を発表し、第一線で活躍している。『エル ELLE』でアンテラリエ賞を受賞。

ベティ・ブルー―愛と激情の日々

ベティとぼくは、出会った日から毎晩セックスした。ベティは野性味あふれる魅力的な娘で、海辺のバンガローで単調な生活を送っていたぼくの人生を一変させた。…時として激しすぎる彼女の性格が至るところで衝突をひきおこしたが、ぼくらの愛は深まった。ある日彼女は偶然に何冊ものぼくのノートをみつけ、ぼくを作家にしようと思いたつ。タイプに打ち直しては出版社へ送りつづけ返事を待つ日々のなかで、彼女は次第に精神的トラブルにおちいってゆく…。狂気の愛を描く新しい世代の青春小説。