これはほぼまちがいなく村上春樹 『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』 のぱくりです。 『わたしを離さないで』 とその元ネタの 『スペアーズ』 ならマイケル・マーシャル・スミスの圧勝ですけど、 これは彼の本としてはちょっと弱いかな。 終盤は正直、 あれあれ⋯⋯? って感じです。 目覚まし時計とは友だちになりたいですね。
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ワン・オブ・アス
by: マイケル・マーシャル・スミス
ハップ・トムスン―夜のあいだに人々の夢や記憶を処理する短期記憶人。彼は他人の記憶をほんの何時間か預かるだけで大金を稼いでいた。顧客が罪の意識を感じずに楽しいひと時を過ごすだけの時間だ。それで誰もが幸せだった。若く美しい女性が現われて、彼に殺人の記憶を預けたまま姿を消すまでは…はたして彼は、その記憶を頭から消し去ることができるのか。世界創造にまで迫るノワール・アドベンチャー。
特集: 探偵たち
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読んだ人:杜 昌彦
(2017年09月08日)
(1975年6月18日 - )著者、出版者。喜劇的かつダークな作風で知られる。2010年から活動。2013年日本電子出版協会(JEPA)主催のセミナーにて「注目の『セルフ パブリッシング狂』10人」に選ばれる。2016年、総勢20名以上の協力を得てブラッシュアップした『血と言葉』(旧題:『悪魔とドライヴ』)が話題となる。その後、筆名を改め現在に至る。代表作に『ぼっちの帝国』『GONZO』など。独立出版レーベル「人格OverDrive」主宰。
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