BUK って 『詩人と女たち』 『くそったれ!少年時代』 みたいな不滅の散文も書けば、 読み捨てられるコラムを書き散らしもする作家だと思うんですよね。 で、 どっちもすばらしい。 本書はアングラ刊行物、 いわゆる ZINE ですか、 そういうものに好き勝手に書き散らした雑文集の趣でした。 ⋯⋯というか、 だったような気がします。 読み飛ばしたんで正直あんまし憶えてません。 読み返したいな。 うん、 すごく読み返したくなった。 リアルタイムで読み捨てることのできたひとたちがうらやましい。 『Pの刺激』 の 「妄想老人日記」 はいうまでもなくこの書名から拝借しました。 表紙ちょうかっこいいですよね。
ASIN: 4892570192
ブコウスキー・ノート
by: チャールズ・ブコウスキー
激動の60年代。66~67年にロサンジェルスのアングラ新聞『オープン・シティー』に書いたコラムから40篇を収録。小説あり、エッセイあり、ルポあり、自伝あり。ブコウスキーの姿がよく表れた1冊。
¥2,529
文遊社 1995年, 単行本 335頁
特集: エッセイ・随筆・日記
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読んだ人:杜 昌彦
(2017年09月05日)
(1975年6月18日 - )著者、出版者。喜劇的かつダークな作風で知られる。2010年から活動。2013年日本電子出版協会(JEPA)主催のセミナーにて「注目の『セルフ パブリッシング狂』10人」に選ばれる。2016年、総勢20名以上の協力を得てブラッシュアップした『血と言葉』(旧題:『悪魔とドライヴ』)が話題となる。その後、筆名を改め現在に至る。代表作に『ぼっちの帝国』『GONZO』など。独立出版レーベル「人格OverDrive」主宰。
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