マーティン・ドレスラーの夢
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マーティン・ドレスラーの

20世紀初頭のニューヨーク。葉巻商の息子マーティン・ドレスラーは、九歳で早くも商才を発揮し父親の店を手伝い始めたのがきっかけで、近くのホテルで雇われる。持ち前の勤勉さと頭の回転の速さで、ベルボーイから始めて順調に昇進を重ねた彼は、ついに自らホテル経営に乗り出す。彼が夢見るホテルとは、それ自体がひとつの街を内包したような巨大ホテルだった。一見アメリカン・ドリームの主人公のようでいて、実は独自の世界へ突き進んでしまう芸術家肌の実業家。実用の世界を超えて凝りに凝った仕掛けのホテル。ピュリッツァー賞を受賞した、ミルハウザー・ワールド炸裂の傑作長編。

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読んだ人:杜 昌彦

マーティン・ドレスラーの夢

これも変な話でしたねぇ短編作家の書いた長編という印象で読みやすくはないんですけど発想がおもしろかっためちゃめちゃつくりこまれた大がかりなミニチュアの建物を見せられてるみたいでチャーリー・カウフマンの映画脳内ニューヨークを観たとき似てるなと思いました

(2017年09月14日)

(1975年6月18日 - )著者、出版者。喜劇的かつダークな作風で知られる。2010年から活動。2013年日本電子出版協会(JEPA)主催のセミナーにて「注目の『セルフ パブリッシング狂』10人」に選ばれる。2016年、総勢20名以上の協力を得てブラッシュアップした『血と言葉』(旧題:『悪魔とドライヴ』)が話題となる。その後、筆名を改め現在に至る。代表作に『ぼっちの帝国』『GONZO』など。独立出版レーベル「人格OverDrive」主宰。
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スティーヴン・ミルハウザー
1943年8月3日 -

米国の作家。幻想的・耽美的・ロマン主義的な作風で知られ、子供と芸術家を主人公に据えた物語を好んで書く。『エドウィン・マルハウス』でメディシス賞外国語部門、『マーティン・ドレスラーの夢』でピューリッツァー賞を受賞。

スティーヴン・ミルハウザーの本