ロリータ
ISBN: 9784102105023

ロリータ

「ロリータ、我が命の光、我が腰の炎。我が罪、我が魂。ロ・リー・タ。……」世界文学の最高傑作と呼ばれながら、ここまで誤解多き作品も数少ない。中年男の少女への倒錯した恋を描く恋愛小説であると同時に、ミステリでありロード・ノヴェルであり、今も論争が続く文学的謎を孕む至高の存在でもある。多様な読みを可能とする「真の古典」の、ときに爆笑を、ときに涙を誘う決定版新訳。注釈付。

¥ 979
新潮社, 文庫 623頁
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著者:ウラジーミル・ナボコフ

(1899年4月22日 - 1977年7月2日)帝政ロシアで生まれ、欧州と米国で活動した作家・詩人。米国文学史上では亡命文学の代表格の一人。自作の翻訳も手がけ、大小を問わず改作を多く行ったのみならず、その過程で新たに生まれた作品も存在する。

2017.
09.14Thu

ロリータ

三十年くらい前に読んで、変な小説だなと思いました。まぁたしかに主人公は社会的に有害なペドフィリアで、児童虐待をするために標的の母親に近づいたりするわけですが、はっきりいってその辺はどうでもいいような、口実みたいな印象を受けました。自分を過大評価したい主人公がことさらに悪ぶってみせるために、世間でもっともおぞましい犯罪者であることを吹聴するかのような。物語は最終的に横滑りして、まったくどうでもいい人物を仇敵と決め込んで襲うという、筋道はちっとも通っていないけれども物語としておもしろいという、どうにも困ったことになります。大昔に読んだのに意外に印象が鮮やかに残ってるんですよね。最近は数日前に読んだ本の内容も忘れてしまうというのに。この有名な小説には元ネタがあったらしいとか(太宰みたいですね)、著者には書き直し癖があったとか(手塚治虫もそうでした)、前頭葉に障害があって音楽を理解できなかったらしいとか、そんな話をさっき知りました。


(もり まさひこ、1975年6月18日 -)著者、出版者。喜劇的かつダークな作風で知られる。2010年から活動。2013年日本電子出版協会(JEPA)主催のセミナーにて「注目の『セルフ パブリッシング狂』10人」に選ばれる。2016年、藤井太洋氏、十市社氏らによる指導を受けた『悪魔とドライヴ』が話題となる。その後、筆名を改め現在に至る。最新作は『ぼっちの帝国』。独立出版レーベル「人格OverDrive」主宰。
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