綿矢りさ
1984年2月1日 -
2002年に第15回三島由紀夫賞候補。2003年に第25回野間文芸新人賞候補。2004年第130回芥川龍之介賞。2005年度早稲田大学小野梓記念賞。2008年第26回京都府文化賞奨励賞。同年、世界経済フォーラムのYoung Global Leadersの1人に選出。2010年、第27回織田作之助賞大賞候補。2012年、第6回大江健三郎賞。同年、京都市芸術新人賞。
ひらいて
華やかでモテる女子高生・愛が惹かれた相手は、哀しい眼をした地味男子。自分だけが彼の魅力に気づいているはずだったのに、手紙をやりとりする女の子がいたなんて。思い通りにならない恋にもがく愛は、予想外の行動に走る――。身勝手にあたりをなぎ倒し、傷つけ、そして傷ついて。芥川賞受賞作『蹴りたい背中』以来、著者が久しぶりに高校生の青春と恋愛を瑞々しく描いた傑作小説。