散文売りの少女
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散文売りの少女

出版社で「身代わりの山羊」として働くマロセーヌ。会社のドル箱たる謎の覆面作家をめぐって殺人事件が起こり、とうとう自分の身にも危険が迫る……。巧妙なストーリー・テリングと炸裂するギャグ。フランス・ミステリーの快作。


¥719
白水社 2002年, 単行本 444頁
特集: 
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読んだ人:杜 昌彦

散文売りの少女

この翻訳が出たときは嬉しかったなぁ筋立てが本格的にミステリ寄りになってそのせいで主人公の影が薄れちゃうんですよね一人称の限界も出てきて三人称と混在する妙な語り口になってしまっている主人公が眠っているあいだに物語が進行して片付いてしまうんだったように記憶しています傑作ではあるけれども語り口としてはちょっと残念だなぁと思いました

(2017年09月07日)

(1975年6月18日 - )著者、出版者。喜劇的かつダークな作風で知られる。2010年から活動。2013年日本電子出版協会(JEPA)主催のセミナーにて「注目の『セルフ パブリッシング狂』10人」に選ばれる。2016年、総勢20名以上の協力を得てブラッシュアップした『血と言葉』(旧題:『悪魔とドライヴ』)が話題となる。その後、筆名を改め現在に至る。代表作に『ぼっちの帝国』『GONZO』など。独立出版レーベル「人格OverDrive」主宰。
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ダニエル・ペナック
1944年 -

モロッコのカサブランカ生まれ。本名はダニエル・ペナッキオニ。リセの教師をしながら作家活動をしていたが、1995年以降作家に専念。児童文学作家としてデビューしたが、1985年に発表した『人喰い鬼のお愉しみ』がベストセラーになってから推理小説も書くようになった。

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