イリワッカー
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イリワッカー

「イリワッカー」とはオーストラリア口語で「プロのペテン師」のことを指す。当年139歳のおそろしく元気なペテン師が語る滑稽にして感動的なホラ話の中に、親子三代の確執とあの大陸の歴史が浮かび上がる。いま最も生きのいいブッカー賞作家による現代小説の壮大なる傑作、ついに邦訳なる!


¥31
白水社 1995年, 単行本 361頁
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いちばん好きな小説

読んだ人:杜 昌彦

イリワッカー

わが生涯最良の書読んでよかったと思いましたただあくまで物語として楽しんだのであって政治的なことはわかりませんちょっと井上ひさし吉里吉里人を連想しました日本人にとっての米が彼らには牛なんですね

(2017年09月07日)

(1975年6月18日 - )著者、出版者。喜劇的かつダークな作風で知られる。2010年から活動。2013年日本電子出版協会(JEPA)主催のセミナーにて「注目の『セルフ パブリッシング狂』10人」に選ばれる。2016年、総勢20名以上の協力を得てブラッシュアップした『血と言葉』(旧題:『悪魔とドライヴ』)が話題となる。その後、筆名を改め現在に至る。代表作に『ぼっちの帝国』『GONZO』など。独立出版レーベル「人格OverDrive」主宰。
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AUTHOR


ピーター・ケアリー
1943年5月7日 -

豪州の作家。有機化学と動物学を専攻しコピーライターの職を経て1974年にデビュー。ブッカー賞を2度受賞したのは彼と南アフリカ出身でノーベル文学賞を受賞したJ・M・クッツェー、ヒラリー・マンテルだけである。受賞作『オスカーとルシンダ』は1997年に映画化。映画『夢の涯てまでも』の脚本家(ヴェンダースと共著)としても知られる。