重力の虹
ISBN: 9784105372125

重力の虹

「一筋の叫びが空を裂いて飛んでくる。」V2ロケットが超音速で落ちてくる。突然の死をもたらすナチの新型兵器の恐怖が覆うロンドン、1944年。その調査に当たる主人公スロースロップが作成するのは謎のナンパ地図。やつは予知が出来るのか、それともロケットが呼ばれるのか。因果の逆転、探求の旅の始まり。キーワードは…“勃起”!ロケットはペニスか。バナナはロケットか。歴史小説?科学小説?ミステリ?ポルノ?ギャグ?SF?ファンタジー?カテゴリーなど飛び越えて、物理数学工学などほんの序の口、神話に宗教、経済学に心理学、革命に暴力に陰謀史観、セックス・ドラッグ・ロックンロールのカウンター・カルチャーに女装や男色、ボンデージ、フェティッシュ鞭にロリータ超能力やら降霊術、自動書記に怪盗スパイに海賊アナキスト…天才作家の百科全書的な知の坩堝から立ち昇る、「虹」の彼方には何が見えるのか―?

¥ 4,536
新潮社(単行本: 2014-09-30)
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著者:トマス・ピンチョン

(1937年5月8日 - )現代の米国文学を代表する作家。1990年代以降定期的にノーベル文学賞候補に挙げられている。作品は長大で難解とされるものが多く、SFや科学、TVや音楽などのポップカルチャーから歴史まで極めて幅広い要素が含まれた総合的なポストモダン文学である。

2017.
09.06Wed

重力の虹

わが生涯はじめてのピンチョン。いい出逢いではありませんでした。正直むずかしくて何書いてあるかさっぱりわからなかった。最後のほうなんて何が起きてるのかさえチンプンカンプンでね。魅力がつかめなかった。二週間で図書館に返さなきゃいけなかったから飛ばし読みになっちゃったんだよね。そもそもはじめて読むタイプの本ってすぐにはなじめないんだよ。読み方をつかむまで時間がかかるタイプの文章ってのがあって、ピンチョンがまさにそうだった。でも何かがひっかかってたんだろうなぁ。ふつうなら「合わない」と感じたら二冊目に手を伸ばさないもの。このあとに『ヴァインランド』と衝撃的な出逢いをすることになるのだけれども、それはまた別の話。


(もり まさひこ、1975年6月18日 -)著者、出版者。喜劇的かつダークな作風で知られる。2010年から活動。2013年日本電子出版協会(JEPA)主催のセミナーにて「注目の『セルフ パブリッシング狂』10人」に選ばれる。2016年、藤井太洋氏、十市社氏らによる指導を受けた『悪魔とドライヴ』が話題となる。その後、筆名を改め現在に至る。最新作は『逆さの月』。独立出版レーベル「人格OverDrive」主宰。最新恋愛小説『ぼっちの帝国』連載中。
ぼっちの帝国

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