幽霊たち
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幽霊たち

私立探偵ブルーは奇妙な依頼を受けた。変装した男ホワイトから、ブラックを見張るように、と。真向いの部屋から、ブルーは見張り続ける。だが、ブラックの日常に何の変化もない。彼は、ただ毎日何かを書き、読んでいるだけなのだ。ブルーは空想の世界に彷徨う。ブラックの正体やホワイトの目的を推理して。次第に、不安と焦燥と疑惑に駆られるブルー…。’80年代アメリカ文学の代表的作品!


¥605
新潮社 1995年, 文庫 144頁
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読んだ人:杜 昌彦

幽霊たち

この本はねだめですよ怒りさえ湧きましたひねらないまま終わるのは百歩譲っていいとしましょう。 『偶然の音楽では少なくともわざと落としたまま終わらせる底意地の悪さがよくいえば凄みになっていたこれはただひねらないだけですおまけにアイディアストーリーみたいな勘違いさえしている節がある星新一がいなかった国の小説ですねずっとこういう作家だと決めつけなかった編集者は偉いと思います。 『冬の日誌を書くことになる才能だとはおれなら見抜けませんでした

(2017年09月05日)

(1975年6月18日 - )著者、出版者。喜劇的かつダークな作風で知られる。2010年から活動。2013年日本電子出版協会(JEPA)主催のセミナーにて「注目の『セルフ パブリッシング狂』10人」に選ばれる。2016年、総勢20名以上の協力を得てブラッシュアップした『血と言葉』(旧題:『悪魔とドライヴ』)が話題となる。その後、筆名を改め現在に至る。代表作に『ぼっちの帝国』『GONZO』など。独立出版レーベル「人格OverDrive」主宰。
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ポール・オースター
1947年2月3日 - 2024年4月30日

米国の作家・詩人・映画監督。彼の作品はニューヨーク、特にブルックリンを土台にしている。1993年、『リヴァイアサン』によってフランス・メディシス賞の外国小説部門賞を受賞した。