幽霊たち
ISBN: 9784102451014

幽霊たち

私立探偵ブルーは奇妙な依頼を受けた。変装した男ホワイトから、ブラックを見張るように、と。真向いの部屋から、ブルーは見張り続ける。だが、ブラックの日常に何の変化もない。彼は、ただ毎日何かを書き、読んでいるだけなのだ。ブルーは空想の世界に彷徨う。ブラックの正体やホワイトの目的を推理して。次第に、不安と焦燥と疑惑に駆られるブルー…。’80年代アメリカ文学の代表的作品!

¥ 464
新潮社(文庫: 1995-03-01)
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著者:ポール・オースター

(1947年2月3日 -)米国の作家・詩人・映画監督。彼の作品はニューヨーク、特にブルックリンを土台にしている。1993年、『リヴァイアサン』によってフランス・メディシス賞の外国小説部門賞を受賞した。

2017.
09.05Tue

幽霊たち

この本はね、だめですよ。怒りさえ湧きました。ひねらないまま終わるのは百歩譲っていいとしましょう。『偶然の音楽』では少なくとも、わざと落としたまま終わらせる底意地の悪さが、よくいえば凄みになっていた。これはただひねらないだけです。おまけにアイディアストーリーみたいな勘違いさえしている節がある。星新一がいなかった国の小説ですね。ずっとこういう作家だと決めつけなかった編集者は偉いと思います。『冬の日誌』を書くことになる才能だとは、おれなら見抜けませんでした。


(もり まさひこ、1975年6月18日 -)著者、出版者。喜劇的かつダークな作風で知られる。2010年から活動。2013年日本電子出版協会(JEPA)主催のセミナーにて「注目の『セルフ パブリッシング狂』10人」に選ばれる。2016年、藤井太洋氏、十市社氏らによる指導を受けた『悪魔とドライヴ』が話題となる。その後、筆名を改め現在に至る。最新作は『逆さの月』。独立出版レーベル「人格OverDrive」主宰。最新恋愛小説『ぼっちの帝国』連載中。
ぼっちの帝国

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