オールタイム・ベスト50

忘れられない傑作・名作ばかりを集めました。
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母なる夜

第二次大戦中、ヒトラーの宣伝部員として対米ラジオ放送のキャンペーンを行なった新進劇作家、ハワード・W・キャンベル・ジュニア―はたして彼は、本当に母国アメリカの裏切り者だったのか?戦後15年を経て、ニューヨークはグリニッチヴィレジで隠遁生活を送るキャンベルの脳裡に去来するものは、真面目一方の会社人間の父、アルコール依存症の母、そして何よりも、美しい女優だった妻ヘルガへの想いであった…鬼才ヴォネガットが、たくまざるユーモアとシニカルなアイロニーに満ちたまなざしで、自伝の名を借りて描く、時代の趨勢に弄ばれた一人の知識人の内なる肖像。

読んだ人: 杜 昌彦

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バラクーダ・スカイ

『☆』で読書家の話題をさらったインディ文学の巨匠、イシュマエル・ノヴォーク最新長篇!
ヴェトナムの悪夢から大麻とおふざけに逃避する作家、ジェイクは腐れ縁の元恋人ステイシーから実家に帰る話を切り出され、無関心を装いながらも落ち着かない。偉大な父を追うあまり家庭を顧みないテキサスの保安官代理、エミールは失敗した結婚から逃げるように無茶をやり、妻ばかりか息子の愛まで失いかねない有様。護送中に逃亡した囚人を追い、カリフォルニアを訪れたエミールは傷心のステイシーと出逢う。一方、クラブを焼かれたギャングが落とし前をつけるべく囚人に刺客を差し向け、不運にもジェイクは騒動に巻き込まれる……。人生を繋ぎ止めるために作家は書き、保安官はレンジャーになることに固執する。男らしさに翻弄されるふたりの人生が、虹色スペクトルのパレードで交差する!! 80年代カリフォルニアを舞台に展開されるオフビートな物語。

読んだ人: 杜 昌彦

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オリガ・モリソヴナの反語法

1960年、チェコのプラハ・ソビエト学校に入った志摩は、舞踊教師オリガ・モリソヴナに魅了された。老女だが踊りは天才的。彼女が濁声で「美の極致!」と叫んだら、それは強烈な罵倒。だが、その行動には謎も多かった。あれから30数年、翻訳者となった志摩はモスクワに赴きオリガの半生を辿る。苛酷なスターリン時代を、伝説の踊子はどう生き抜いたのか。感動の長編小説。第13回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞作。

読んだ人: 杜 昌彦

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長い別れ

テリー・レノックスという酔っぱらい男と友人になった私立探偵フィリップ・マーロウは、頼まれて彼をメキシコに送り届けることになった。メキシコからロスに戻ったマーロウは警官に逮捕されてしまう。レノックスが妻殺しの容疑で警察に追われていたのだ。しかし、レノックスが罪を告白して自殺したと判明。マーロウのもとにはレノックスからの手紙が届いた。ギムレットを飲んですべて忘れてほしいという手紙だったが……。『大いなる眠り』、『さらば愛しき女よ』と並ぶチャンドラーの代表作。愛と友情を描いた不朽の名作を名手渾身の翻訳で!

読んだ人: 杜 昌彦

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骨の袋

ある暑い夏の昼下がり、妻が死んだ。最愛の妻を襲った、あっけない、なんのへんてつもない死。切望していた子供を授からぬまま、遺されたベストセラー作家のわたし=マイク・ヌーナンは書けなくなり、メイン州デリーの自宅で一人、クロスワード・パズルに没頭する。最後に妻が買ったもの―妊娠検査薬。なぜ。澱のように溜まっていく疑い、夜毎の悪夢。作家は湖畔の別荘を思い出し、吸い寄せられるように、逃れるように妻との美しい思い出が宿る場所、“セーラは笑う”へと向かう。そこでわたしを待っていた一人の少女が、すべての運命を変えていく―。『グリーン・マイル』のスティーヴン・キングが圧倒的な筆力で描く、哀切なまでに美しい、重量級のゴースト・ラヴ・ストーリー。

読んだ人: 杜 昌彦

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スキャナー・ダークリー

カリフォルニアのオレンジ郡保安官事務所麻薬課のおとり捜査官フレッドことボブ・アークターは、上司にも自分の仮の姿は教えず、秘密捜査を進めている。麻薬中毒者アークターとして、最近流通しはじめた物質Dはもちろん、ヘロイン、コカインなどの麻薬にふけりつつ、ヤク中仲間ふたりと同居していたのだ。だが、ある日、上司から麻薬密売人アークターの監視を命じられてしまうが……

読んだ人: 杜 昌彦

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あの本は読まれているか

一冊の小説が世界を変える。それを、証明しなければ。冷戦下、CIAの女性たちがある小説を武器に超大国ソ連と戦う! 本国で出版契約金200万ドル(約2億円)のデビュー作。2020年海外ミステリ最高の話題作!! 冷戦下のアメリカ。ロシア移民の娘であるイリーナは、CIAにタイピストとして雇われるが、実はスパイの才能を見こまれており、訓練を受けてある特殊作戦に抜擢される。その作戦の目的は、反体制的だと見なされ、共産圏で禁書となっているボリス・パステルナークの小説『ドクトル・ジバゴ』をソ連国民の手に渡し、言論統制や検閲で迫害をおこなっているソ連の現状を知らしめることだった。──そう、文学の力で人々の意識を、そして世界を変えるのだ。一冊の小説を武器とし、危険な極秘任務に挑む女性たちを描く話題沸騰の傑作エンターテインメント!

読んだ人: 杜 昌彦

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ヴァーノン・ゴッド・リトル―死をめぐる21世紀の喜劇

コロンバイン高校の銃乱射事件からヒントを得たらしい高校での大量殺人を背景に、15歳の少年が国境を越えて逃げ回る。痛快無類な文体で、現代アメリカを黒い笑いの連打で駆け抜ける! 賛否両論まっぷたつ、ブッカー賞受賞の大問題作ついに刊行。

読んだ人: 杜 昌彦

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JR

11歳の少年JRが巨大コングロマリットを立ち上げて株式市場に参入、世界経済に大波乱を巻き起こす!? ミステリ作家・殊能将之も熱讃した、世界文学史上の超弩級最高傑作×爆笑必至の金融ブラックコメディがついに奇跡的邦訳!! 第27回全米図書賞受賞作。

読んだ人: 杜 昌彦

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マザーレス・ブルックリン

フランク・ミナは、ぼくらの兄貴で、父で、恩人で、ボスだった。孤児院暮らしのぼくらを雇い、稼がせ、成長させ、大人にしてくれた。そんなミナが、ゴミ箱のなかで血にまみれ…無免許探偵のぼくらは、殺されたミナのため、奥さんのため、仕事のため、ぼくらのため、町へ出る!言葉の魔術師の異名を取る著者が魅力を全開させた、超個性脈ハードボイルド。

読んだ人: 杜 昌彦