エブリシング・イズ・イルミネイテッド
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エブリシング・イズ・イルミネイテッド

ジョナサン・サフラン・フォア最新作『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』発売にあわせて デビュー作を電子化!
著者20代半ばでのデビュー作にして、全米60万部の大ベストセラー。自らのルーツと、祖父をホロコーストから救ってくれた女性を探しにウクライナの片田舎へ向かう青年と、ウクライナ人通訳との奇妙な珍道中と明らかになる家族の秘密。時代も国境も超えて絡まり合うヴォイス──衝撃のデビュー作。


¥1,257
NHK出版 1970年, Kindle版 頁
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変な家族のまともな歴史

エブリシング・イズ・イルミネイテッド

昨年秋に読んだ邦訳された当時は図書館で手にしただけで読まなかった。 『チャンピオンたちの朝食のようにタイポグラフィが凝っていた印象がうっすらあるのだが電子版でどのくらい再現されたのかわからないタイポグラフィや図版で読書体験をコントロールしようとする表現様式はウェブや電子書籍に向かないどの環境でも表示するためには明朝とゴシック太さと大きさくらいしか指定できないし指定したところで閲覧環境や設定次第でどうとでも変わるからだ物語は法螺話寄りのロードノヴェルで家族の謎めいた歴史を探る探偵ものでもありその顛末を若者が語る青春ものでもあるちょっと魔術的リアリズムっぽいところもある最大の魅力は語りにあっておそらく原文では未熟な学習者による英語が再現されているのだろうけれどもよくもまぁうまいこと妙な日本語に移し替えたものだと感心する独特のいいまわしは癖になり真似をしたくなるほど登場人物犬も含めても魅力的だ印象に残ったのはそこまでで読んで数ヶ月経ったいまではどんな話だったかもう思い出せない書く/語るということについての物語だったとしか憶えていない

(2022年02月07日)

(1975年6月18日 - )著者、出版者。喜劇的かつダークな作風で知られる。2010年から活動。2013年日本電子出版協会(JEPA)主催のセミナーにて「注目の『セルフ パブリッシング狂』10人」に選ばれる。2016年、総勢20名以上の協力を得てブラッシュアップした『血と言葉』(旧題:『悪魔とドライヴ』)が話題となる。その後、筆名を改め現在に至る。代表作に『ぼっちの帝国』『GONZO』など。独立出版レーベル「人格OverDrive」主宰。
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AUTHOR


ジョナサン・サフラン・フォア
1977年2月22日 -

米国の作家。2002年『エブリシング・イズ・イルミネイテッド』でデビュー。ガーディアン新人賞、全米ユダヤ図書賞、ニューヨーク公共図書館若獅子賞などを受賞、30ヶ国語に翻訳された。2005年『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』は各誌でブック・オブ・ザ・イヤーに選ばれる。タイポグラフィによる実験や写真・図版の挿入が特徴。『イルミネイテッド』は2005年に『ありえないほど近い』は2011年に映画化。

ジョナサン・サフラン・フォアの本