アーネスト・ヘミングウェイ
1899年7月21日 - 1961年7月2日
1918年第1次大戦に赤十字要員として従軍、負傷。21年より28年までパリに住む。スペイン内戦、第2次大戦にも従軍記者として参加。52年『老人と海』でピューリッツア賞を受賞。54年ノーベル文学賞を受賞。’61年猟銃自殺。
日はまた昇る
禁酒法時代のアメリカを去り、男たちはパリで“きょうだけ”を生きていた――。戦傷で性行為不能となったジェイクは、新進作家たちや奔放な女友だちのブレットとともに灼熱のスペインへと繰り出す。祝祭に沸くパンプローナ。濃密な情熱と血のにおいに包まれて、男たちと女は虚無感に抗いながら、新たな享楽を求めつづける……。若き日の著者が世に示した“自堕落な世代(ロスト・ジェネレーション)”の矜持!