戸田 鳥

オードトワレ

主人公・冬花は叔母・咲子の部屋で男性用の香水を見つける。清楚で身持ちが堅いと思われていた彼女の遺品に冬花は違和感を覚える。その咲子の葬儀で、同じ香水の匂いが冬花の鼻をかすめた。弔問客の誰か特定できぬまま葬儀は終わり……。

第1話: 陽春

咲ちゃんは香り豊かな花が好きだった。

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第2話: 子分

冬花は目を丸くした。声とともにあの香りが降ってきたからだ。

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第3話: Customers

「あなた、どうしてネイルしないの?」
苦手なんです、と冬花は答えた。爪が圧迫される感じがしてどうにも我慢できないのだ。

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第4話: The Last Pearl

「ふゆちゃんが大きくなったらあげるの。それまでとっとくの」

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第5話: 微笑

「自分の人生は自分で演出するもんだ」

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第6話: 獅子唐

青い香気を吸いこみ、この匂いをまとったひとを思った。

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第7話: ばね仕掛け

冬花は息を吸いこみ、迷わず通話ボタンを押した。

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第8話: Wizard

わずかな距離を埋める濃密な沈黙に、冬花はすっぽりと包まれていた。眠りに落ちる前の心地良さに似ていた。

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第9話: 移り香

「あなた、今日はいい匂いがするのね。香水?」
 冬花はどきりとした。

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第10話: 入梅

伝えることがきっと使命なのだ。

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