杜 昌彦

D.I.Y.出版日誌

連載第172回: Don't try, Just do it

書いた人: 杜 昌彦, タグ:
2019.
02.13Wed

Don't try, Just do it

丸一日かけてサイトを改修したBuddyPress 由来のコードはすべて取り除いたおかげで動作も軽くなったようだこれまでは何のサイトなのか UI がわかりにくかった主役であるはずの本の感想を大きく扱ったところでだれもが素通りして読まれなかったそこで今回はトップページで明確に意図を宣言しその下に本の紹介へのリンクをさらにその下に運営者兼著者の紹介と記事一覧を載せた新企画の予告も載せたのだがこれはどうなるかわからない最低でもぼっちの帝国の連載はやるつもりだがそれ以上は現時点でなんともいえないせめてぼっちの帝国だけでもどうにかしたい今年はそれを仕上げて来年は中年探偵と女装男子の BL アクションGONZOに取りかかるこの二作は自分にとって重要な節目となるはずなのでうっかり死んだりせずにやり遂げたい著者を前面に出すのはしばらくのあいだ抵抗があった別の筆名で活動していたときに散々な目に遭って懲りたしかし同じ轍は踏まない失敗を活かして今度こそしたたかに立ちまわるつもりだ筋のいい客に読まれるためにはサイトの閲覧数を高めねばならないしそのために記事を増やさねばならない早くたくさん書けるようにならねばあるいは気軽に愉しめる記事を量産できればそれでもいい小説と違って手を抜いても構わないむしろ手を抜いたくらいがインターネットにはちょうどいいのかもしれないアクセス解析を見るかぎり時間帯によって読まれ方が異なる印象がある毎日きっかり 19 時に公開するのがいいようだ書けるときに書くのでもいいが溜めておいて公開時間を指定せねばなるまい日によって生活時間がまちまちなのが痛い重い仕事を三件も片づけて日付を越して帰宅すると頭が働かないキーボードに両手の指を置いたまま何もせずに時間が過ぎる何も考えずに手癖だけで書けるほどプロットを煮詰めておかねばなるまいわかってはいるのだがこの一週間ほど何も手をつけられずにいる読まねばならない本も観なければならない映画も溜まっている山をどれだけ崩して小説をどれだけ書き進めたところで客観的には何の意味も成さない社会的な価値がないからだ生まれてこのかた他人から評価されたためしはないが別に評価されるためにやっているわけではない昨年末からつづけているジム通いも同じだ自分にそれがやれるということを証明するためにやっている体脂肪率はようやく 14 %を切った腹筋を割るのとぼっちの帝国を書き上げるのとどちらが先か小説のほうは遅くとも年内に完遂するどうせなら多少は巧く立ちまわることも憶えたいそのためにウェブサイトをまずどうにかする


(1975年6月18日 -)著者、出版者。喜劇的かつダークな作風で知られる。2010年から活動。2013年日本電子出版協会(JEPA)主催のセミナーにて「注目の『セルフ パブリッシング狂』10人」に選ばれる。2016年、総勢20名以上の協力を得てブラッシュアップした『悪魔とドライヴ』が話題となる。その後、筆名を改め現在に至る。最新作は『ぼっちの帝国』。独立出版レーベル「人格OverDrive」主宰。
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