ブルー・ドレスの女
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ブルー・ドレスの

1948年、ロサンゼルス。失業中の黒人労働者イージーは、家のローンを返済するため、美貌の白人女性ダフネを捜しだす仕事を引き受けた。調査を始めたイージーは、ダフネが出入りしていたもぐり酒場を訪れ、彼女の知人の黒人女性を見つけ出した。が、数日後、その女性が殺され、事件は思わぬ方向へ―アメリカ私立探偵作家クラブ賞、英国推理作家協会賞新人賞を受賞し、ミステリ界に旋風を巻き起こした衝撃のデビュー作。


¥130
早川書房 1995年, 文庫 316頁
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読んだ人:杜 昌彦

ブルー・ドレスの女

好きなシリーズだったんでつづきを読みたいんですよドメインやアカウント名も主人公の名前をイメージしたくらい本国ではいっぱい出ているのに邦訳は途絶しているクリントンの愛読書ということで映画化もされたのに現在では満足な書影すらないミステリが売れなくなったんでしょうね流行ってのはなんとかならないものでしょうか英語を勉強して原文で読めばいいのでしょうけれど頭が悪いんですよどうしたものかこの第一作では主人公が太平洋戦争による PDSD で乖離性障害を発症していてそれが物語の求心力になっているのですけれどシリーズが進むにつれてその設定が薄れてきてどこかへ行ってしまう代わりに米国の現代史における市井のアフロアメリカンの生活が主な関心事になってくるそこで語られる挿話は日本人にとっても他人事じゃないんですよ当時もそこに日系人が暮らしていたわけですからモズリイはちゃんとそこにも視線を向けているそういう視点で書ける作家っているようで実はそう多くないような気がしますセルフパブリッシングの時代なのですから翻訳家が自力で権利を取得して翻訳したりとかそういう動きはないものでしょうか自力で英語を読めるようになれという話ですよねうんわかっちゃいるんですけれど知能がね⋯⋯そうそう映画版もよかったですよ

(2018年03月16日)

(1975年6月18日 - )著者、出版者。喜劇的かつダークな作風で知られる。2010年から活動。2013年日本電子出版協会(JEPA)主催のセミナーにて「注目の『セルフ パブリッシング狂』10人」に選ばれる。2016年、総勢20名以上の協力を得てブラッシュアップした『血と言葉』(旧題:『悪魔とドライヴ』)が話題となる。その後、筆名を改め現在に至る。代表作に『ぼっちの帝国』『GONZO』など。独立出版レーベル「人格OverDrive」主宰。
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ウォルター・モズリイ
1952年1月12日 -

米国の作家。ユダヤ系アフロアメリカン。代表作は、第二次世界大戦の退役軍人で黒人の私立探偵イージー・ローリンズが主人公のハードボイルド・ミステリのシリーズで、ベストセラーとなっている。

ウォルター・モズリイの本