K.G.ザムザ
孤独の座標
橋を一つひとつ焼き落とし、かつての自分を葬って生きてきた。時どき、自分が過去も未来もない空間を漂っているような気持になる……都会の夜を漂う思考の軌跡。
第10回: 時間——地球における一時的な逗留
われわれに与えられているのは以下のものだけだと思われる。宇宙において住居を建てる場所を確保するための地球(つまり空間)、滞在するための時間としての生涯(つまり時間)、ここで一時的に逗留し、住まいがよくできていて、地球や宇 […]
2022年9月9日
第7回: 壁——暗闇から光へ(2)
たとえば西洋人がこれは立派な詩だとか、口調《くちょう》が大変好いとかいっても、それはその西洋人の見る所で、私の参考にならん事はないにしても、私にそう思えなければ、到底受売をすべきはずのものではないのです。私が独立した一個 […]
2022年7月29日