K.G.ザムザ

孤独の座標

橋を一つひとつ焼き落とし、かつての自分を葬って生きてきた。時どき、自分が過去も未来もない空間を漂っているような気持になる……都会の夜を漂う思考の軌跡。

第8回: 重力——地を這う虫となって

仕事に疲れてベランダに出ると、いつも通りの雑然とした町の上に雄大な空のカンバスが広がる。しかし、私の体は地面に縛りつけられたままだ。

書いた人: K.G.ザムザ

第7回: 壁——暗闇から光へ(2)

たとえば西洋人がこれは立派な詩だとか、口調《くちょう》が大変好いとかいっても、それはその西洋人の見る所で、私の参考にならん事はないにしても、私にそう思えなければ、到底受売をすべきはずのものではないのです。私が独立した一個 […]

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第6回: 週末——快と不快の弁証法

夜間大学に通っていた頃、土曜日は終日、大学図書館にこもっていた。

書いた人: K.G.ザムザ

第5回: 壁——暗闇から光へ(1)

自信とは不思議なものだ。たかだか一つの精神状態に過ぎないのに、それがないと簡単な事柄でさえ成し遂げるのが難しくなる。

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第4回: 勉強——社会的隔離の果てに見えたもの

「ザムザは本当に勉強が好きね」家族の食事会であきれたように母が言う。あなたたちの教育方針に従っただけなのに、と私は裏切られた思いになる。

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第3回: 部屋——本番の人生はいつ始まるのか

私は一つの部屋にいる。今そこで生活しているのは私だ。

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第2回: 休息——前線から退却するとき

ゴールデンウィークの初日、私は胸に一つのミッションを抱えて都心に向かう電車のなかにいた。

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第1回: 混沌——いつだって準備はできていない

初めに無があった。あるいは何もなかったのかもしれない。私には分からない。なぜなら私は眠りの底にいたからだ。

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