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coordinates of loneliness
孤独の座標
by: K.G.ザムザ
橋を一つひとつ焼き落とし、かつての自分を葬って生きてきた。時どき、自分が過去も未来もない空間を漂っているような気持になる……都会の夜を漂う思考の軌跡。
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人格OverDrive
第1回 : 混沌——いつだって準備はできていない
初めに無があった。あるいは何もなかったのかもしれない。私には分からない。なぜなら私は眠りの底にいたからだ。
書いた人:
2022年4月22日
第4回 : 勉強——社会的隔離の果てに見えたもの
「ザムザは本当に勉強が好きね」家族の食事会であきれたように母が言う。あなたたちの教育方針に従っただけなのに、と私は裏切られた思いになる。
書いた人:
2022年6月17日
第5回 : 壁——暗闇から光へ(1)
自信とは不思議なものだ。たかだか一つの精神状態に過ぎないのに、それがないと簡単な事柄でさえ成し遂げるのが難しくなる。
書いた人:
2022年7月1日
第7回 : 壁——暗闇から光へ(2)
たとえば西洋人がこれは立派な詩だとか、口調くちょうが大変好いとかいっても、それはその西洋人の見る所で、私の参考にならん事はないにしても、私にそう思えなければ、到底受売をすべきはずのものではないのです。私が独立した一個の日 […]
書いた人:
2022年7月29日
第8回 : 重力——地を這う虫となって
仕事に疲れてベランダに出ると、いつも通りの雑然とした町の上に雄大な空のカンバスが広がる。しかし、私の体は地面に縛りつけられたままだ。
書いた人:
2022年8月12日
第9回 : 非日常——流動する世界で避難民として生きる
何かが変化したのは確かだ。目に見える変化ではないし、その中身は人によって異なる。しかし、何かが確実に変化している。
書いた人:
2022年8月26日
第10回 : 時間——地球における一時的な逗留
われわれに与えられているのは以下のものだけだと思われる。宇宙において住居を建てる場所を確保するための地球(つまり空間)、滞在するための時間としての生涯(つまり時間)、ここで一時的に逗留し、住まいがよくできていて、地球や宇 […]
書いた人:
2022年9月9日
『孤独の座標』の次にはこれを読め!