これもね、 思い出深い本ですね。 よかったですねぇ⋯⋯。 古き良き少年冒険小説の趣もあり、 ニコラ・テスラやら妙齢の美人科学者やら、 物語も申し分なくおもしろく。 文章も、 例によってふざけてはいるんですけど、 ちょうどいい塩梅なんですよ、 テンション高すぎない感じで。 脳に鮮烈にイメージが伝わるような読書体験でした。 翻訳をされた方が、 あわせて読むと味わいが深まる解説をツイートされていて。 こんな風に楽しい読書って、 人生にそうそうないですよ。 刊行当時にリアルタイムで楽しんだあの感じをお裾分けしたい。 幸せだったなぁ。
2017.
09.06Wed
(1975年6月18日 -)著者、出版者。喜劇的かつダークな作風で知られる。2010年から活動。2013年日本電子出版協会(JEPA)主催のセミナーにて「注目の『セルフ パブリッシング狂』10人」に選ばれる。2016年、総勢20名以上の協力を得てブラッシュアップした『悪魔とドライヴ』が話題となる。その後、筆名を改め現在に至る。最新作は『ぼっちの帝国』。独立出版レーベル「人格OverDrive」主宰。