未亡人の一年
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未亡人の一年

1958年、4歳の少女ルースは両親の寝室から聞こえてくる奇妙な音に目覚め、母とアルバイトの少年エディの情事を目撃した。死んだ兄たちの写真が貼り巡らされた家。浮気をくり返す絵本作家の父。悲しみに凍りついた母は、息子たちの写真だけをもって姿を消した。この夏の出来事が幼いルースと16歳のエディの心に残したものは…。20世紀アメリカ文学を代表するベストセラー。


¥1
新潮社 2005年, 文庫 549頁
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読んだ人:杜 昌彦

未亡人の一年

ご冗談でしょう? この本も絶版? ぐぐりまくっても在庫のありそうなところがほとんどない新潮社のサイトにもない書影すらまともな画像がヒットしないってどういうことだよAmazon にもこんな変な書影しかなかったつい最近のアーヴィングのそれもそこそこ出来のいいやつだぞと思ったけどもう二十年も経ってるのかそりゃ絶版にもなるわな⋯⋯アーヴィングの変節点のひとつかもしれないです奇想天外でハイテンションなところとよく取材された抑制された筆致の部分とが同居しているギャグ漫画に劇画タッチが混在しているような変な感じちょっとちぐはぐな本ですハードカバーの装幀よかったんだけどなぁ⋯⋯

(2017年09月06日)

(1975年6月18日 - )著者、出版者。喜劇的かつダークな作風で知られる。2010年から活動。2013年日本電子出版協会(JEPA)主催のセミナーにて「注目の『セルフ パブリッシング狂』10人」に選ばれる。2016年、総勢20名以上の協力を得てブラッシュアップした『血と言葉』(旧題:『悪魔とドライヴ』)が話題となる。その後、筆名を改め現在に至る。代表作に『ぼっちの帝国』『GONZO』など。独立出版レーベル「人格OverDrive」主宰。
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AUTHOR


ジョン・アーヴィング
1942年3月2日 -

米国の作家。19世紀的な「物語の復権」を目指し、人間喜劇のような波乱万丈のストーリー展開をもつ作風で知られる。作品の多くは映画化されている。