英国版ディックの亜流みたいにいわれてた頃の作品ですが、 悪くないですよ。 人間心理を表現する手管として SF の発想を利用しているところが好みです。
ASIN: 4488655025
ドリーム・マシン
by: クリストファー・プリースト
それは未来予測のための画期的な計画だった。神経催眠装置につながった39人の男女の無意識が、平和で牧歌的な150年未来の町を創りあげ、この想像の世界で現実同然に生活するのである。彼らは理想的な未来社会のデータを記憶にとどめ、やがて現実世界に帰還するのだ。だが一人の男がこの夢の世界にとどまったとき、計画の歯車が狂いはじめた! 現代英国SFの鬼才が放つ傑作。
¥1,184
東京創元社 1979年, ペーパーバック 394頁
特集: 法螺話, お友だちはサイコパス
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読んだ人:杜 昌彦
(2017年09月08日)
(1975年6月18日 - )著者、出版者。喜劇的かつダークな作風で知られる。2010年から活動。2013年日本電子出版協会(JEPA)主催のセミナーにて「注目の『セルフ パブリッシング狂』10人」に選ばれる。2016年、総勢20名以上の協力を得てブラッシュアップした『血と言葉』(旧題:『悪魔とドライヴ』)が話題となる。その後、筆名を改め現在に至る。代表作に『ぼっちの帝国』『GONZO』など。独立出版レーベル「人格OverDrive」主宰。
『ドリーム・マシン』の次にはこれを読め!